思い切って切り抜こう!


思い切って切り抜こう!

切り抜き(トリミング)とは?

切り抜き(トリミング)とは? 写真の一部分を切り抜くことを「トリミング」といいます。写真の一部だけを切り抜き後の部分は削除してしまう思い切った方法ですが、こうすることで自分の撮りたかった被写体を強調することができます。
トリミングのメリットは、写真の中にさらなる表現や見せ方を発見できるという点です。海辺のパノラマ写真の中の灯台だけをトリミングするとか、大勢の集合写真から自分の顔だけを切り抜く、などさまざまなシーンで使えます。撮影したあとでパッとしない構図だなと思っても、トリミングの仕方次第でいい写真に変わったりすることもあります。 一方、トリミングを使うと画面全体が小さくなってしまいます。写真全体の情報も減ってしまうので「いつどこで撮った」というような、写真を撮った瞬間の感動が薄れる感じもあります。
どこを残し、どこを切り抜くかの選択で写真の印象が大きく変わるのがトリミングです。このようなトリミングの特性をよく知った上でトリミングにチャレンジしてみましょう。

まずは見せたいポイントを決める

1枚の写真の中にはさまざまなものが写ります。よくあるのが「部屋の中の散らかっている部分」とか「写真をとっている最中にフレームインしてきた他人」などはよくあるトリミングの対象だと思います。トリミングとは、写真の中の情報整理でもあるのです。
写真の中には「特に変なものは写っていないけど、パッとしない写真」というものもあります。そんな時は写真の中でも最も強調したい部分を残してトリミングをしてみましょう。たくさん咲いていた花の1つ、大勢の中から誰かひとり、たくさんある建物のものの中の1つ、といったように、写真の中でも「ここがポイント」という部分を決めてそれ以外の部分は切り捨ててしまうのです。

更に見せたいポイントを絞る

更に見せたいポイントを絞る こうして写真の中でのポイントを1つに絞ることで、その写真で表現したかったものが伝わりやすくなり、印象に残る写真になります。切り抜くときは黄金比グリッドなどが表示できる写真アプリを使うとよりよい構図になります。
写真の中のポイントをどこに決めるかは、これは写真を撮った人にしかわかりません。写真アプリなら写真をいくつもコピーしてトリミングの練習をすることもカンタンです。いろいろな写真をトリミングしてみてコツを掴むといいでしょう。