ピントのボケを調節する


ピントのボケを調節する

意外とよくあるオートフォーカスのピンボケ

意外とよくあるオートフォーカスのピンボケ スマートフォンの写真アプリでは、自動でピントを調節する「オートフォーカス」機能が働きます。自分で画面をタッチして好きな場所にフォーカスを合わせることもカンタンです。そのためピント合わせに苦労することはあまりありません。しかし実際に撮影した写真を見てみるとピンぼけしていたり、自分の狙い通りの場所にフォーカスが合っていないということもしばしばあります。
写真の焦点が合っていないとぼんやりした印象の「ピンボケ」写真になります。何故かスマートフォンを使うとピンボケ写真が多いように感じる、という人も意外と多いようです。

ピンボケの原因を探る

ピンボケ写真になってしまう原因はいろいろ考えられますが、アプリのせいにする前にまずはカメラ・レンズと被写体との距離を再確認しましょう。「大きく撮りたい」「詳しく撮りたい」と考えすぎて、被写体にスマートフォンを近づけすぎてはいませんか。基本的に5cmより手前の近すぎる距離で撮影するとピンボケの原因になります。被写体との距離を確かめながら、画面の中でしっかりとピントが合ったのを確認してシャッターを押すようにするといいですね。

写真アプリでオートフォーカスを調整

写真アプリでオートフォーカスを調整 ピントがずれやすい、ボケやすいという人は、オートフォーカスの設定が変えられる写真アプリを試してみましょう。通常のスマートフォンのカメラでは自動的に露出(明るさ)とピントが合うように設定されているため、フォーカスの微調整がしづらくなっています。明るさとピントのフォーカスがそれぞれ個別に選べるアプリに切り替えるとフォーカスのズレがいくらか軽減され、ピンボケしにくくなります。

ピンボケを写真アプリで編集

撮ってしまった後のピンボケ写真を修正するのは難しいですが、写真全体のぼんやり感を引き締めることはできます。「シャープネス」や「アンシャープマスク」といった補正機能がある写真アプリを使うと物や人物の輪郭がはっきりします。あまりやりすぎると不自然な感じになりますが、より鮮明な写真にしたい時に使うと効果的です。