自然な色に見せる加工


自然な色に見せる加工

写真に写る自然な色・不自然な色

写真に写る自然な色・不自然な色 写真に写るさまざまな色はその時、その場所の光の色を反映しています。海のブルーや夕焼けのオレンジ、明け方の空のグラデーションなどがキレイに写ると写真はずっと感動的な仕上がりになります。
しかし、色が写真を邪魔してしまうケースもいくつかあります。例えばレストランのオレンジ色のライトの下で撮った写真は全体的に赤っぽく映りますし、蛍光灯の下で顔写真を撮るとなんだか顔色が悪く見えます。こういった不自然な色のズレは、人間の目で見た色とものの情報がカメラではうまく再現できていないことが原因です。

人の目で「キレイ」に見える色

写真の明るさ・暗さに加えて、色も写真の印象を決める重要な要素です。特に風景の写真を見て「キレイ」とか、料理の写真を見て「美味しそう」と感じるためには、人間が見て自然な色に見えるようにすることが大切です。色の調節・補正が細かい写真アプリを使ってみましょう。
赤、黄色、緑、青など、色にはそれぞれ印象をもたらす効果があります。例えば赤やオレンジ、黄色などが写真に多いとそれだけで「明るい」「温かい」といった印象を強めます。逆に青や青紫、水色には「冷たい」「落ち着く」といった印象を持たせる効果があります。そのため青い色は空や海の写真など、透明感を出したい写真の補正の際に使うと自然に見えて効果的です。このようにそれぞれの色が持つ効果を知っておくと、写真撮影や加工の時に役立ちます。

写真の鮮やかさも重要なポイント

写真の鮮やかさも重要なポイント また、写真がもつ鮮やかさも写真の大事な決め手になります。色の強弱がない暗い写真のことを『眠い』と言ったりしますが、彩度を上げることでみずみずしい草花の鮮やかさや空の青さや雲の白さが際立ち、イメージ通りの写真になります。
色が補正できる写真アプリはいろいろありますが、特に料理の写真を補正するのに重点をおいたものは人気です。冴えない印象だった写真も、色の調節次第で見違えるほどいい写真に見えてくるから不思議。写真を撮った場所の色をうまく補正して「美味しそう!」「キレイ!」といった印象が残る素敵な写真にしてみましょう。